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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たちのIdeonのレビュー・感想・評価

3.5
 ガミラスとの戦いを終え、平穏を取り戻したかのように見えた地球に、白色彗星帝国のズォーダー皇帝の魔の手が迫る。古代進ら旧ヤマトのクルーが再集結し、戦いの鍵を握るテレサのいるテレザート星に向かうが…というお話。
 ヤマト第二作。最初から劇場公開作として製作され、スタッフは当時のアニメに関わる錚々たるメンバーが勢揃いといった感がある。作画監督は湖川滋(友謙)、その他、小松原一男、金田伊功ら天才的アニメーターが参加。キャストは富山敬、麻上洋子らプロ中のプロばかりである。キャラ変の連続だった作画は安定し、安彦良和らの参加で表情の作り方はアムロ風、湖川監督の特徴である煽りのシーンが多々見られる。ストーリーはベタだが、宝塚歌劇にも使えそうなくらい完成度は高い。更にグレードアップした宮川泰の音楽も素晴らしい。
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