グラビティボルト

あの夏、いちばん静かな海。のグラビティボルトのレビュー・感想・評価

5.0
言語に出来ない感覚。
海に行きたくなる映画ではなく、
「海で逝きたくなる」映画だ。
音を失ったカップルに「距離感」っていうロマンスを与える感性が好き。
特に、自宅の二階に籠る彼女と外でぼんやり待つ彼との距離が縮まるあの坂とか、バスと徒歩、海と砂浜、日向と日陰、クライマックスにはあの世とこの世!