MrTomatohead

あの夏、いちばん静かな海。のMrTomatoheadのレビュー・感想・評価

3.5
これが北野ブルーか。

余計な言葉がないことに映像の表現力が光ってる。っていうか、喋らなさすぎない???
海の映像なのにさざ波の音が聞こえない。とても不思議な気持ちで観ていくとメインの男女2人の状態がじわじわと分かってくる。
この極端な映像表現と美しい音色で最高級の作品になってる。
それもそのはず、ここで来るか久石譲!!!
スーパーちょい役の寺島進も味がある。

確かにそうだよな。
セリフって映像の説明としての役割を担ってるから、よくよく考えてみるとプラスアルファでしかないもんな。
もうアート。
絵画は1枚で物語るのに映画は1秒に24枚の絵画を映してる。そこに音楽とセリフまでもを加えて表現してる。表現というか説明になってる。
映像だけで表現することだってできるだろう。
うん、確かにそうだよな。

コミカルなキャラクターも際立っていてアートだけに収まらない作品として成りたってる。

とはいえこういった作品は、わたくしガキんちょなんでよー分からんとこもある。
映画って奥が深い、、、。
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