岬

オズの岬のレビュー・感想・評価

オズ(1985年製作の映画)
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幼い頃に見て衝撃を受けた作品。

日本では版権の関係でDVD化できないとかで、サブスクも期待していなかったのだけど気付いたらディズニープラスに会ったので、幼少期一緒に見た母と感激しながら視聴。

人生で影響を受けた映画と言われたら間違いなくこれ。
ただ、知っている人が少ないので、オズから帰ってきたドロシーが精神科に連れて行かれて〜とあらすじを話してもそんな映画あるわけない!と一笑され続けてきた。

しかし。
精神科もホイーラーズもモンビ姫も、私の妄想じゃなかった。
オズの国はやっぱり実在した! と自分の正しさに安心するドロシーと同じ気分になれておもしろい。

改めてみても、前半の怖さは異常。
昔のディズニーらしいといえばらしい、容赦ないシーンの連続。
今見ると不気味だけどセンスの良さも感じる。

自分がティム・バートン映画を好むのはこれが原体験としてあるからなんだろうな。
カボチャのジャックの顔はナイトメアのジャックに似たところを感じるし、あんなに怖かったホイーラーズも可愛く見えた。

オズでの冒険もシンプルながらテンポが良くダレることがない。簡単な伏線回収もあって、大人も子供も楽しめると思う。子供はトラウマを植え付けられるかもしれないけど笑

オズの魔法使とはキャストもスタッフも配給も違うまったく無関係の映画だけど、ストーリーは完全に繋がっています。原作のシリーズが同じだからね。

本当にサブスク解禁されてよかった。
大好きな映画なので、ぜひディスク化も検討お願いします。
岬