AmiHaru

デモリションマンのAmiHaruのレビュー・感想・評価

デモリションマン(1993年製作の映画)
3.7
ネトフリで鑑賞。

36年後の未来で冷凍睡眠から目覚めた破天荒な刑事スタローンが、同じく冷凍の刑に処されていたものの脱獄した凶悪犯ウェズリー・スナイプスとドンパチやり合うといった内容なんですが、とにかくツッコミどころ満載の映画でした。

ただ、本作で描かれていた近未来の世界がいつかこうなることを予見してたんじゃないかと思うくらい、今の現実に近い部分があったなと観ていて思いました。
例えば、モニター会議や肌の接触の禁止など、これは現実でいうリモート会議や、ソーシャルディスタンスに当てはまりますし、大地震やシュワちゃんのこともギリギリ当たってるように感じました(ただ、実際シュワちゃんは大統領にはなってませんが)。
しかし、多少下品な言葉を使っただけで罰金払わなきゃいけなかったり、食べられるものが限られてしまうというのは嫌ですけどね。

この他にも、ちょいちょいと他の作品の小ネタを挟んできたりと、その辺も面白かったですね。

そして、ウェズリー・スナイプス演じる犯罪者フェニックスのイカれっぷりがとにかく印象に残りました。
正直後にブレイドを演じる俳優と同一人物とは思えなかったです。
また、スタローンは格好的にどうしても若かりし頃の『エクスペンダブルズ』のバーニー・ロスにしか見えなかったです。

軽い気持ちでディストピア系SFを楽しみたい方、そしてスタローンとスナイプスのアクションを頭空っぽで楽しみたい方にはおすすめです。

それにしてもトイレにあったあの貝殻、どうやって使うんでしょうね…..?
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