Kenga

デモリションマンのKengaのレビュー・感想・評価

デモリションマン(1993年製作の映画)
3.4
1996年のロサンゼルス市警の刑事スパルタン(演:シルヴェスター・スタローン)は、バスをジャックした凶悪犯フェニックス(演:ウェズリー・スナイプス)を逮捕。
しかし、スパルタンは人質30名を死亡させたとされ、業務上過失致死罪で70年の冷凍刑になる。
同じく冷凍刑に処されたフェニックスは、2032年に仮釈放審査のために解凍された際に脱獄。
2032年は、暴力や犯罪が存在しないクリーンな社会になっていた。そのため、20世紀最大の凶悪犯フェニックスに対抗出来ない警察は、デモリションマン(壊し屋)の異名のスパルタンを解凍して、フェニックス逮捕を命ずる。

20世紀マニアの女性警部補であるレニーナ・ハックスリー(演:サンドラ・ブロック)の存在によってスパルタンは、2032年で孤立無援にならなくて済む。

2032年の数々の未来の設定がSF好きの私には楽しかった。
「クソじじいい」等の暴言を吐くと、言語条例違反でセンサー付きのマシンに罰金を命じられる。
性行為は、肉体に一切触れる事なく、性エネルギーを交換する装置を頭に装着して行なうバーチャル・セックス。
囚人の遺伝子に技術をプログラムし、社会復帰出来るようにする更生プログラム。スパルタンのプログラムが笑えた。
トイレでは、トイレットペーパーを使わずに貝殻3枚を使って後処理をする。どうやって!?(笑)

同時期に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガーのラスト・アクション・ヒーローと、シルヴェスター・スタローンの今作とでそれぞれ互いの名前を出してるのが面白い。
今作では、シュワルツェネッガーは、とある地位に着いて、その名を冠した施設まで建てられていた。
その事を知ったスタローンは嘆き呆れる(笑)

私は、スタローン作品とは相性が良くないが、この作品は大好きな作品である。
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