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デモリションマンのNobのレビュー・感想・評価

デモリションマン(1993年製作の映画)
3.0
凶悪犯とそれを捕まえた刑事が2人とも冷凍保存され未来で再び対決するという、設定に少々無理があるが、SFアクション映画としては娯楽性も高くリラックスして楽しめる。未来社会では凶悪犯罪がなくなっており、警察は凶悪犯への対処の仕方が分からないという風刺的な描写はスタローンの映画らしい。ウェズリー・スナイプスがなかなか強烈な悪役を演じているところも見所のひとつ。

近未来の描写などはほとんどコメディと言った設定であるが、誇張された未来社会が簡単に崩れ去ってしまうところは人間の滑稽さも表しており、今の社会にも通ずる部分があるように感じ、このような滑稽な進化もあながち笑い事ではないような気がした。

ヴァーチャルセックスも中々の衝撃だったが、総じて言えば、非現実的ながらテンポもよく、アクションとコメディが上手い具合にブレンドされたエンタメ作品である。
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