ダメハム

妻よ薔薇のやうにのダメハムのレビュー・感想・評価

妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)
3.7
1935年の成瀬巳喜男監督作品。うだつが上がらない父親と妾の情を正妻の娘の視点で描く。
これは面白い! 当時の風俗や帝都の町並みが拝めるのも興味深い。全く違う2人の母親像と、実は妾が自分を支えていたという存在の認識が、もう一つの家族を守ろうとする娘の心境に胸を打たれる。「お母さんの負けだわ」の言葉は衝撃的。
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