2025/04/26 シネ・ヌーヴォ「生誕120年 成瀬巳喜男レトロスペクティブ」
なんでそんなに愛しちゃったのさ、こんなダメ男に、と妾の尽くしっぷりに違和感はあれど、本妻のまるで周りが見えてい…
的確なカメラワーク、カット割り、うーカメラよく動く。
特にラストシーン、「お母さんの負けだわ」と呟くヒロインに何度もカメラが寄る、もはや外連味の域であった。
気難しい詩人の母と二人で暮らすヒロイン…
父を探しに行くまでの前半は、これどうかな〜と思いつつ、田舎で父を見つけ、おゆきとの会話で、お、これはすごい!と思い、電車の中で、今までの慎ましやかなシークエンスは何だったのよとなる。笑える。
みん…
良い
「お母さんの負けだわ……」
ズームしたりパンさせたり、よくカメラが動く。
父親が帰り、叔父が追いかけるシーンの臨場感がすごい。
カメラの動きのせいか、かなり洋画っぽいショットがある。
特…
実験的なカットも多いしきまったショットも多くて撮りたい画を撮ってるなーという喜びが詰まってる。その上でラストに向けての加速的に娘を中心に気まずさが増していく空気も素晴らしいし交差する群像劇も内側の葛…
>>続きを読む短く上手くまとまっている。最初の音楽がかっこいい。結論は最後に君子が言うことそのものなのだが、あまりにも現実を突きつけられる。義太夫のシーンは笑った。また鏡獅子を派手に舞う中寝るお父さんの文化を解し…
>>続きを読むなぜ父は別の女のもとに行ってしまったのか。
愛する男もできた娘は、父の妾が、人間として、女として、妻として、母として少しできすぎるぐらいの人物であるということを知る。
そして、母がいかに自分勝手で幼…
当時でさえ何らかの理由で倫理規定に引っかかりそうだが、よく考えたら父親への敬意を持たない映画のほうがマズいか。設定が男女逆だったら確実に叩かれているはず。
将来の夫に給料マウントとるような千葉早智子…