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ロープのSE7ENのレビュー・感想・評価

ロープ(1948年製作の映画)
3.6
ヒッチコック作の王道サスペンス

冒頭で2人の男ブランドンとフィリップが友人のデビットを絞殺し、これから行われるパーティー会場内に死体を隠すところから始まる。
それからパーティー会場に友人達が集まり、たわいの無い会話をしていくが、何気ない会話で2人の心情を揺さぶっていくのが面白い。
特にフィリップの方は「なんでコイツと組んだんだ」って思うくらいポンコツで慌てふためく姿は滑稽。
ブランドンは一見自信家で堂々としているが、その傲慢さが終盤の命取りとなる。
観客は冒頭で殺人の秘密を理解しているので自然の殺人者側に感情移入してしまう。

ほぼほぼ会話劇でワンカットなので少しダレたのとルパートが何者なのか分からなかったのがモヤポイント。
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