SE7ENさんの映画レビュー・感想・評価

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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.6

ストーリーは楽しい系ではなく、どっちかというとやや鬱屈したロードムービー。
一時的にハイな瞬間はあっても、先のことが全く見えないマイクと家に戻れるスコット。
その一時的な楽しさが逆に切ない。
キアヌと
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.6

クオリティの高いB級ホラーって感じだった。
カメラワークとかヴィランのビジュアルとかが良かった。

(2023年製作の映画)

3.7

相模原事件をモデルにした本作。
人が心の奥底に眠らせてるタブーをまるで神からの啓示かのように捉えてしまった男の物語。
それを演じた磯村勇斗に拍手👏
個人的には主人公夫婦のキャラクターがあまり好きになれ
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.3

JKたちのゆるい会話劇を楽しめる映画だと思ったけど、話してるテーマや行動がリアリティがなくあんま面白く見れなかった。
演技も女優のたまごたちがメインだからか、これからって感じ。
さとうほなみ推しだけど
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スピード(1994年製作の映画)

3.8

冒頭からラストまでハラハラドキドキでまさにノンストップ!
若かりしキアヌ演じるSWAT隊員vsデニス・ホッパー演じる元警官の爆弾魔💣の攻防。
敵の最期がかなりあっさりだったのは残念だがめちゃくちゃ見応
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

今にも通じる芸能界を舞台としたスリラーで時代を感じさせない作りだった。
現実と想像、そしてドラマの世界まで入り乱れ、主人公だけでなくその他の人物の視点からもそれを描いている。
主人公と共に事態に困惑し
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

良くある元エージェントが主役のアクション映画。
隣人を犯罪で失った事を発端に動き出す…。

題材はあるあるだが本作はめちゃくちゃストーリー展開が見やすいし、アクションも魅力的で大満足だった。
社会構造
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.1

原作未読。
阪元裕吾監督最新作。

「ベイビーわるきゅーれ」の日常パートのような女子2人のゆるふわ会話劇がメイン。
個人的には2人の対比を濃く描いているところが、ベビわるの2人より「ゴーストワールド」
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.7

ギャング系のクライムアクションとジャームッシュらしい無駄な会話が良い感じに合わさって、好みは分かれるが秀逸な作品だった。
黒人×武士道というのもなかなか面白い。

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.9

前評判どおり面白かった。
大き過ぎるジェネレーションギャップから織りなす会話のズレ的コメディシーンが面白いし、一本の映画としても筋の通った完成度が高い作品だと感じた。

デッドマン(1995年製作の映画)

3.5

これまで観てきたジャームッシュ作品とは打って変わって独特な世界観だった。
監督作品は会話の間や情景を楽しむのが好きだったので、ヘンテコ世界観の本作は自分の好みには合わず。
ジョニー・デップはとりあえず
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NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.0

意味を理解しようとして見てもたぶん無理。
ただただこの不気味さを感じればいいって感じかな。
謎の女の目が怖い。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

次々と登場するコース料理の美しさとワクワク感、突如不穏な空気に一気になるところは良かった。
登場人物も全員がいけすかないやつらで俯瞰的に見ることが出来る。
ただ、終盤の展開やストーリーに矛盾というか描
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

登場人物を把握するのが難しくて、中盤まではぼーっと見てしまった。
公式サイトのキャラクター紹介がめちゃ分かりやすかったのでそれ見てから見れば良かった。
途中明かされる種明かしからはかなり引き込まれた。
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.9

これも味わい深い…。後からもっと好きになれそうな映画。
監獄で出会った3人の奇妙な関係性。
ザックとジャックにイタリア人のボブ。
ボブの能天気さがザックとジャックの間を上手い事取り持つ感じが何回もあっ
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.9

城定秀夫監督の今年2本目の公開作品。
生活保護をメインテーマに扱った人間ドラマで予告どおりクズばっか出てくる。
主人公は市役所生活福祉課で勤務する青年佐々木で同僚の高野が問題を起こした事を発端に負のス
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8

ダサい男2人と少しトンがった女の話。
ストーリーはドラマチックな展開はほぼなく、平坦でそれを俯瞰で映し出している。
全く面白い展開はないのだけれど、この普通で変わり者たちの所作や会話が何故かずっと見て
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.8

11遍のショートムービーからなるオムニバス作品。
登場人物はコーヒーを飲み、タバコを吸いながらたわいもない会話をしていく。
日常の普通の会話を切り取った情景をひたすら見せられる。
それは退屈に思えるが
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

ジャームッシュ監督の初期作。
1人の青年がニューヨークから出るまでを青年の独白や裏街の住人との会話を挟みながら描く。
絵はお洒落なんだけど、「ナイト・オン・ザ・プラネット」や「ミステリートレイン」のよ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.1

前回見た「ナイト・オン・ザ・プラネット」が自分に超マッチしたので、雰囲気が似ている今作も超好みだった。

3遍からなるオムニバス型式の作りであり、それぞれの登場人物がひとつのホテルに同時期に宿泊し、物
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.5

ドラキュラの従者がこき使われることに耐えかね反逆する。
設定は面白いし、ニコラス・ケイジのドラキュラやゴア描写は良かった。
ただ、アクションがメインで個人的には思っていたホラー的なストーリーとはズレて
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

理想的な家で暮らす幸せな家族。
しかし、その家の外壁を越えるとあのアウシュヴィッツ収容所がある。
観客はその様子を俯瞰的に見せられる。
とても幸せそうな様子を見せられれば見せられるほどその異様さが際立
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.7

終始色素の薄い画面で不気味な雰囲気が良かった。
ストーリーに派手さはないがひと家族の不幸を着実に描いている。
信仰する事のマイナスな面をこれでもかと描いている。
結局のところ物語の真相はあまり説明して
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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

3.8

面白かった!
めっちゃコメディでけっこう笑えた。

小説家をテーマにしたドタバタ劇でかなり振り切った演劇的な台詞回しや演技が際立つ。
ここまで舞台的にしてしまうと映画としてはどうかなと思うけど、キャス
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最‘新’絶叫計画(2001年製作の映画)

2.9

前作に引き続き色んな作品をパロって、下品に仕上げている。
下品レベルがけっこうキツい。
続編はもう見なくてもいいかな。

映画ドラえもん のび太の絵世界物語(2025年製作の映画)

4.2

確かに最高傑作と言われてもおかしくないくらいに面白かった!
個人的にわさドラ映画の中で一番になったかも。
まず、毎度お楽しみのコスチュームだがローブ姿のドラえもんがとても可愛かった。
久しぶりのオープ
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疑惑の影(1942年製作の映画)

3.7

完璧な親戚の叔父さんの知られざる一面を自分だけが知ってしまったら?

チャーリーとチャーリーの掛け合い、家族に溺愛されてるからこそ、簡単に打ち明ける事はできないもどかしさ。
チャーリーの瞬間見せる怖い
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インシディアス 序章(2015年製作の映画)

3.6

見逃してたインシディアス3にして内容は1よりも過去のお話。
シリーズで特徴的な死の世界のビジュアルが今作も良い。
恐怖演出はジャンプスケアばかりで手数は少なくて微妙。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.9

去年スルーしたのを後悔していた作品。
ファーストカットから独特のカメラワークで始まり、カナという1人の女を俯瞰的に俯瞰的に描いている。
言語化するのが難しい…。
ストーリーというより俯瞰的にカナを見る
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.8

評判散々なので期待はしてなかったけど、低く設定した期待を下回る感想になりました。
うーん、一応ヒーローものだと思うんだけど、結局「何の話?」感。変身もしないし。
テンポも悪いし、ストーリーも起伏がなく
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Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

3.5

特別高評価という訳ではないが、さすがに平均レビュー3.1は低すぎる気がする。
冒頭のアクションシーンや敵キャラクターのビジュアルがドツボでオープニングまでのワクワク感はかなり感じた。
アクションが見ど
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.8

たぶん初めて見たクリント・イーストウッド作品。

まずはイーストウッド演じるハリーがカッコいい。男らしい濃い顔にスーツの着こなしなどかなり好きなタイプの主人公。
犯人役の男もかなり魅力的でどうしようも
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ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

3.6

割と新しめのロメロのゾンビ映画

今作も世界観は過去作と似通っていてこれまでどおりカオスだった。
ゾンビの捕食描写やシュールなコメディシーンは今作も見事。
ただ、登場人物の描写不足感を感じた。
割と色
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.7

リメイク版は過去に鑑賞済み。
これは原作がとてもよく出来ているんだなと思ったのと、映像化難しそうながら上手く作ってると感じた。

何と言ってもティム・カリー演じるペニーワイズ!この異質感にあってはリメ
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.4

まず今まで「フランケンシュタイン」って怪物の名前かと思っていたら作成した科学者の名前だったのか。

古き良きホラー映画で個人的に好みだったし、言わずと知れたホラーモンスターのルーツをこの映画を通して見
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コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)

3.4

大阪を舞台とした緩い群像劇。
群像劇は好きだし推しの東出昌大が出るから期待していたけども印象的な展開はなく、群像劇で割と重要だと思ってる会話劇も面白みはあまりなかった。
可もなく不可もなくという感じ。