自他ともに認める失敗作として有名な本作だが、実際観ても、やっぱり微妙である。
自らの人としての有能さを示すために殺人を行ったことで有名な「レオポルドとローブ」事件をもとにしているとはいえ、自分から「バレにいってる」やつに肩入れして観ようっていうのはちょっと難しいというか。「いや、そらそうなるやろ」っていう。
そういう人物を主人公にするのは面白いけどね。
80分のうち、半分はバックグラウンドの説明になってるっていうか。ここはけっこうキツイ。
ラストの20分まで面白くならないっていう。
10分ワンカットも中途半端な感じがするし。
ただ、虚無(虚脱)感なラストはめっちゃいい。
3人の引き。