Hario

デスプルーフ in グラインドハウスのHarioのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

【2016年劇場鑑賞作品60作目】
今回、初めて劇場鑑賞が出来たのでやっとレビューを書く。タランティーノ映画で唯一(レザボアもか)劇場で観ていなかった作品だった。

初見はDVDレンタルで、全く油断して観てたらあのクラッシュシーン(しかもご丁寧に全員分を繰り返し)にはかなりショックを受けた…

そうだタランティーノ映画はいきなり血を吹くということを忘れていた。しかも前半はあの彼女たちの魅力をたっぷり見せつけられてからの"あれ"なので、余計にショックだったのだ。とにかくアーリーンのラップダンスに堪らなくムラムラしてしまい、可愛えな可愛えな(*^o^*)と思ってた矢先…。なんと(゚o゚;;

そう、それがタランティーノの狙いですね。下衆ですね。(褒めてます) ジャングル・ジュリアンの足と髪の毛の美しいこと美しいこと。しかもかのシドニー・ポワチエさんの娘さんという粋なチョイス。


そして後半、またも可愛い女子たちが登場。こちらは昼間という事もあって少し明るい雰囲気。コンビニのパーキングのシーンで爆音で走り去るスタントマン・マイクを見て"a little dick"と嘲る女子感が素敵。ロザリオ・ドーソン演じるアバナシーが本当に可愛すぎて、長くしたり短くしたりのあのボトムスがとても気になった。欲しい。

ゾーイ・ベルちゃんを加えての始まったダラダラガールズトーク!最高!口悪くて最高!ジョン・ヒューズと「バニシング・ポイント」派で分かれるあの構造好き。そして無茶な事してきゃっきゃっする女子に襲いかかるサイコ野郎スタントマン・マイク。

からの復讐。

カーアクションシーンは、本当にカッコよくてこれは劇場で観れて感激!あまりの興奮に涙出た。撮影に7週間かかったって。CGIを使わないタランティーノと撮影クルーの努力に尊敬しかない。

仕返し開始してからのキムが素敵過ぎる。途中アバナシーもゾーイも「ちょっと…キム姉さん(無茶し過ぎじゃない?)」ってなるところ好き。笑 で最後のフルボッコと踵落とし。

なんちゅう楽しい映画なんだ!!!と言わざるを得ない。試乗なのにボッロボッロになったダッジ・チャレンジャーと楽しそうな女子たち。Fantastic!!!である。


2回目以降は色んな事に気付いてまた楽しい。撮影がタランティーノ本人で、足とケツを舐め回すようなカメラワークにニヤニヤしたり。バスターズでも一緒に出てたイーライ・ロスとオマー・ドゥームがいたり。テキサスの保安官親子「キル・ビル」と同じパークス親子だったり。マイクのデスプルーフが爆走するオープニングタイトルで編集のサリー・メンケさんの名前がドーンと出る所がなんか感動したり。

あのクラッシュシーンも「さあ、出るぞ出るぞ」とワクワクしながら観れるようになったし。何度でも観たい大好きな映画!!!
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