Aqua timezが懐かしい．『決意の朝に』は初鑑賞当時，映像化に満足して何度もワタルと芦川を想像して聞いた．作中でラピュタや風の谷のナウシカ(漫画)をたびたび思い起こしたけど，オマージュなのかな．久しぶりの鑑賞で，迫力ある戦闘に興奮したりキャラクター達の温かさが微笑ましくて楽しかったが，当時と同じような感動は得られなかったかな．
原作内容を覚えている状態で鑑賞した高校生当時は，まず原作の複雑な心理描写の書き込みと余地ある答え方に高校生なりに感心して感動しており(ファンタジーと言えばハリーポッターやバーティミアスの海外児童文学だった)，映像化にあたって原作の活気をよく伝え，問題を簡単に紹介できていると満足していた．しかし今回原作をほぼ忘れている状態で鑑賞すると，軽く楽しめはするが，テーマを深掘りする説明が少なく，入り込むことが難しかったかもしれない．
