このレビューはネタバレを含みます
8人の登場人物がとある企業の最終試験を受ける話。
前半のスピード感は良かった。
ただ後半から荒くなっていく印象。
多種多様な登場人物は内面やバックボーンが割とはっきり描かれてて分かりやすかった。
特に気になったのは設定的に世界的大企業の最終試験まで残ったエリート達のはずなのに、少し感情的になりすぎに思った点。
トリックやラストが展開に都合良く作られてる感じがしてうーん。ってモヤッと。
ルームパニックもので散々やり尽くされてる「実はメンバーの1人が重要人物でした」をさもドヤって感じでネタバラシされるけど、序盤から怪しすぎるので意外性に欠ける。
試験中にその重要人物が言った「曇りなき眼で〜」みたいな事が、この映画全体のテーマとして感じる。
ただそれを説得できる材料は足りてるのに、展開の持っていき方や伏線の張り方で損してる感じがしてしまった。