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タイガースメモリアルクラブバンド ぼくと、ぼくらの夏のtakのレビュー・感想・評価

2.8
夏休みのある日。女子高生が入水自殺する事件が起こった。同級生で仲の良かった主人公麻子は、刑事の息子である同級生春一と一緒に死の真相を確かめようとする。

二人のほろ苦い夏を、タイガースなどグループサウンズ全盛期のヒット曲満載で綴る青春ミステリー。今どき高校生が「ゆーやーけー♪」とかGS作品を歌い出すのに、ちょっと違和感を感じたけど、その世代に訴えたいねらいなんだろな。麻子と春一の距離がだんだん縮んでいく様子に、ミステリー要素がだんだん薄味になっていくのは残念なところ。

和久井映見、この頃から大好きだった。若い頃から変な落ち着きがあって、他の若手女優とはちょっと違う。歌もなかなかで、大ヒットしたデビュー曲はビターな雰囲気のある名曲だったし、恋愛テーマのコンセプトアルバム(プログレかよ!?)を発表するなどひと味違う。それだけにビールのCMの「うまいんだな、これがっ ♪」って等身大のひと言のギャップにメロメロになったな♡

斉藤慶子がFM局でDJをやってる現役教師という"いかにも"な役。蟹江敬三が黄色いフォルクスワーゲンを乗り回すやもめ刑事で好演。
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