あつぼう

プラダを着た悪魔のあつぼうのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.0
ファッションの事には疎い自分が観ても楽しめた映画でした。
はっきり言ってブランドとか全然分からないけど、こういう業界で働く人にとっては、自分自身が見本にもなるので安物の服は着れないんでしょうね。ブランドとかに興味がある人がみたら、細かいところまで楽しむ事が出来るはずです。靴にしてもベルトにしてもバックにしても、みんな同じような物に見えてしまった自分がいてました。

この邦題が物語ってるとおり、メリル・ストリープ演じるミランダは悪魔のような上司です。彼女のアシスタントは誰もが憧れる仕事の一つ。
それを知ってか知らずか、ムチャクチャな命令ばかりします。一番ビックリしたのが、双子の子供達がハリーポッターの最新刊を読みたいから手に入れるようにって命令するところ。この最新刊っていうのも、まだ発売されてない最終巻の事やからムチャクチャでしょう。
これだけ理不尽な命令をこなしていくアンディには夢があるから頑張れるんです。夢を持つ人間は強いなって感じました。でもその夢ばかり追いかけてると私生活が疎かになるんですよね。

最初は最低な服って罵られる服を着てるけど、アン・ハサウェイは美しかった。ブランドの服を身にまとうようになってからは、モデル顔負けのスタイルと美貌がより一層際立ってました。
今回のキャストの中で一番良かったのはスタンリー・トゥッチ!
いかにもファッション業界にいてそうなゲイっぽいキャラやけど、アンディを甘やかす事なく陰ながら助ける姿は良かったです。

ファッション業界って生き残りが難しい業界なんでしょうね。
特にアシスタントなんて簡単にクビになってしまうやろうし、全てを捨ててまで仕事に賭けないと生き残れない世界なのかも。
なんか過酷なファッション業界の一面を観たような気がした映画でした。
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