MiYA

プラダを着た悪魔のMiYAのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.8
久々の視聴。仕事も恋も頑張る女子系ドラマの走りですね。本作の魅力は、どんどん洗練されて美しくなっていくアン・ハサウェイの魅力にあることは間違いありません。

メリル・ストリープ演じるパワハラ上司は強烈です、現代のコンプラではアウト。でも、目くじらを立てる必要もなく、コメディとして楽しめ良いですね。

あと、いま見返してみると、主人公の先輩を演じるエミリー・ブラントの見事な助演ぶりが目を引きます。嫌味で高慢なんだけど、誰よりも努力家で好感が持てる。彼女はこの後売れっ子になるのですが、それも納得です。

映画で気になるところとして、事件性が出てくる後半のストーリーのわかりにくさとシリアスさに、コメディ調の前半とのギャップを感じるのも確か。でも、順調に成長してチャンスをものにしていく主人公がここで挫折を経験するというストーリーには一定の必然性がありますね。
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