mayumayu

プラダを着た悪魔のmayumayuのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.4
ファッションつながりで、急に見たくなりました。
初見は10年前くらいに後輩と一緒に見た。
まさにアンディ世代!

今回娘と再見。
不思議とこれはメリル・ストリープ目線にならなかった。

ファッションの世界を馬鹿にしつつ、
ファッション雑誌ランウェイの編集長のアシスタントになった、ジャーナリスト志望のアンディ。

大きな見所は、ぐんぐん垢抜けていくアン・ハサウェイのアンディ。
本当に素敵ー。
周囲の人のファッションも、パリコレも、パリの街並も、美麗。

結局、ファッションというジャンルだから馬鹿にしてた彼女はまだ視野が狭かった。仕事に対しての姿勢が甘かった。

ミランダはちょっと異常だけど、仕事に自分にストイックで、他人にもそれを求める人、いますよね。

ファッション界の異様な点もちょいちょい風刺しながら、ナイジェルからあるいはミランダから、本気の仕事について学ぶんですね。真っ当に勤めればいい世界じゃないという、苦い現実も含めて。
その上で、自分が何をしたいか、どう生きたいか、選択したアンディ。成長が爽やか。

ミランダこと、メリル・ストリープの最後の微笑み、ラスト、口は強気ながら涙ぐむ若いエミリー・ブラント。
好きです。


追記
なんか、彼氏のネイトだけ気に食わない。今の時代見るとますます。
ずっと理解を示さず、協力せず、反対して、最後「ほらオレの言った通りだろ」みたいな感じがしてしまいました。
色々あったけど、間違いなくアンディは成長したよ。あんたはどうなの?って言いたくなる。きっと袂を分かってもミランダを裏切れないからくっつくことはないのだろうが、サイモン・ベーカーの方がいいんじゃないかしら、まだ。なんて。
mayumayu

mayumayu