おバカ犬

プラダを着た悪魔のおバカ犬のネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

深夜に放送していたのを録画して、アンハサウェイが出ている以外の知識は一切なしで鑑賞。
ファッション好きなオシャレ女子が楽しむ映画だと思ってあんまり期待してなかったが、傑作だった。

👏一番すごいと思ったのは『テーマの変化』。
はじめは「ここでの仕事に1年間耐えられればどこでもやっていける」というスパルタで成長するストーリーを予見させていた。しかし物語は最終的に「自分には自分の生き方がある」という自己肯定を描いた。このギャップがより一層の元気をもらえる秘密だと思う。

🤯ただ元気をもらえるだけではない。エンタメを忘れないストーリーも素晴らしい。編集長ミランダの職権濫用っぷりで貯めたヘイトをハリーポッターのくだりでひとすくい。その後は徐々に徐々に汲み取り、最後アンドレアが泉に携帯を投げ捨てた瞬間、気持ちよすぎて鳥肌が立った。

🕺登場キャラクター全てのテンポがいいのも、気持ちよさを増幅させる。上着を毎日毎日ボンボンと投げ置くミランダ。とにかくまずは動くアンドレア。多くは語らないが感情が透けて見えるエミリー。いつもダンディなナイジェル。

総評
シナリオよし、テンポよし、景色よし、音楽よし、主演よしで文句なし。
CMをスキップする間すらもったいなかった!BDを買おう🤩

あらすじ
😈😈😈😈😈😈😈😈😈😈😈😈
ジャーナリスト志望のアンドレアはファッション誌ランウェイの編集部にアシスタントとして採用される。しかしそこは編集長ミランダの言うことは絶対の、恐ろしい職場であった…!

ここの生活で1年耐えられればどこへ行ってもやっていけると頑張るものの…キツイ!ある日嵐の中飛行機を予約しろという無茶振りに応えられず、ミランダに失望されてしまう。

会社を辞めようと思ったが、無茶振りのラストチャンスを見事クリアした彼女は、出世街道を進んでいく。一方で、彼氏との関係が希薄になったことや、上司のエミリーを間接的に蹴落としたことが引っかかり、今の暮らしに疑問を感じ始める。

そして一大イベント『パリコレ』で事件は起こった。ミランダは自身の編集長の立場を守るために、若い実力者にポストを与える。この弊害で、ランウェイのキーパーソンであるナイジェルの出世は無くなってしまったのだ。

ミランダはアンドレアに、この世界で人を蹴落とすことの必要性を諭す。生き方の違いを突きつけられたアンドレアは、この場限りで彼女との関係を終わりにすると決断。そして再就職し、念願のジャーナリストとしての新たな人生を歩んでいく…!

👿👿👿👿👿👿👿👿👿👿👿👿
おバカ犬

おバカ犬