プラダを着た悪魔のちののネタバレレビュー・内容・結末

それなりにカットされてたと思うけど、2回通して観てしまった。テンポが良くて、メリル・ストリープがめちゃめちゃ格好良かったし、オカマちゃんやアンハサウェイ・エミリーもキュートだったから。ファッションの仕事っていいね。

でも、最後の展開が割と急で、頭がついていかなかった。2回目を観て、やっとわかった気がする。ジャーナリストになりたくて、アシスタントをしょうがなくやっていたけれど、ファッションの仕事にも、悪魔のおかげでやりがいとか、楽しさとかがわかってきて、でも、それは自分もプラダを着て悪魔になりつつあったから。
彼氏や同僚を踏み台にして、確実にキャリアを積んでいたから。最初の鏡に映り歯磨きをしていた彼女と、パリで一張羅のドレスで堂々と歩く彼女とは明らかに顔つきが違った。
その成長を、とても逞しく私は思えたけれど、本当の夢と、恋愛と、やっぱり全部上手く行きたいよなあって賢明な、リアルな最後の判断だったんだと思う。

長くなってしまったけれど、働く女には良い映画だった。