ピンクピン太郎

エリ・エリ・レマ・サバクタニのピンクピン太郎のレビュー・感想・評価

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心に突起がある人は、人の痛みに敏感になる。
心の突起に引っかかる音楽がノイズミュージックなんじゃないか。敏感な癖に、耳障りな音が心地よく感じられるのはなんで。この時間だけ鈍感で居られるから?
音楽に身を委ねる時間が人間には必要。

「いなくなった後の方がそばにいる気がする。」結局、私には定まった形が無くて、他者からの目線で流動的に形を変えている。それは私以外の人間も同じで、私はその人を自分の都合でしか見ていない。だからその人の肉体が滅びたあと、形を作りやすくなる。
ラストシーンの浅野忠信、よかった。見ていると思ったら、見られている感覚。私は生きている