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無法松の一生の8gのネタバレレビュー・内容・結末

無法松の一生(1958年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

三船敏郎のかもし出す粗野さが溢れ出てる松五郎。比較して見ると、阪妻さんはけっこう上品だったんだなーと思う。
私は阪妻版のほうが好き。洗練されてるように感じる。それが監督の本意でないにしろ……。

ラストシーン、阪妻版よりも苦味が増している。
「俺の心は汚い」
未亡人に想いを明かしたにも等しい絞り出すような言葉と、雪の中を独り好きだった小学校まで歩く足取り。
松の亡骸(映されない)を前に泣き崩れる未亡人。
ビールの広告にサブリミナルのように未亡人が重なるショットもあり、松の未亡人への悲恋が強調されている。

そんな『シャイニング』みたいな死に方……。
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