無法松の一生の作品情報・感想・評価・動画配信

『無法松の一生』に投稿された感想・評価

「奥さん、俺ぁ、寂しかったんじゃ」
「どうしたとですと?」
「俺ぁ、帰ります。もうお目にかかることはあるまい」
「どうしてですと?言うてください。どうしてそのようなことを?」
「奥さん!俺の心は汚い…

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4.2

無垢な松五郎は人間の喜怒哀楽を全身に宿し、まさに人間そのものである。
時間経過を人力車の車で表す演出が良い。その車が止まる時に死が訪れる。一生を描いた作品だから終わりがあるのは必然だが、死に方も合間…

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Foufou
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三船敏郎を愛でる映画、とひとまずいえましょう。こうなると俄然阪妻版が見たくなります。勝新版もございますね。

俥夫、というのが社会的な記号たり得た時代。底辺のルサンチマンに対する共感がなければ、ここ…

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nonc
4.5

恥ずかしながら三船さんとかこの辺りの映画、あまり観た事が無く、というか食わず嫌いだったのかもしれません。しかし偶々観る気になった本作とても素晴らしかった。終盤奥さんの悪意の無い仕打ちが切ないです。そ…

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三船敏郎ファンならば黒澤明以外の作品も観ねばと。主人公・松五郎は期待通りの快男児ぶりを楽しませてくれる。「竹を割ったような」はこの男のための言葉。

それだけに、終盤の展開は辛く切ない。結局、松五郎…

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NACKD
4.7
松っつぁん、無法だが無茶苦茶では全然ない。誰もが抑制を失ったこの時代に観ると余計にくらう。あと車夫の話、とくに前半はデスストランディングみある。請け負う、乗せる、走る
4.1

死んだ時にどれだけの人が本気で惜しんで涙してくれるかが、その人の人生に対する評価なのだと思う。

不器用でもまっすぐに筋を違えず、そんな生き方は今では評価されにくいのかもしれないけど、そうありたいと…

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M山
4.2
今の時代だからこそ観るべき作品。
終活や何やら…。
本来の人であるべき死生観とは、かくあるべきではないだろか。
3.8

これまで4度、映画製作されていて、本作はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞している。

幼いころ、父親に見せられてタイトルと内容を薄っすら覚えていた。
が、僕が見たであろう無法松の一生はどうやら…

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三船敏郎と笠智衆、三船敏郎と高峰秀子の共演だけでも見応えがあって名優たちの作品への向き合い方は本当にすごい。
でもなんか物足りないまま終わってしまったきがする。足りないというか、あと少し!ってところ…

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