Sora

悪の教典のSoraのレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
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作品を観て、後悔しました。

第一に、作品における残忍さが際立ち、何を表現したいのか不明でした。

第二に、本を読まないと分からないストーリー構成となり、拝読してない視聴者を置き去りでした。また伏線が回収できておらず、もやもやしか残りませんでした。※終始、話に入り込めませんでした。

第三に、役者(主役)がキャラクターになりきるために肉体改造していたのにも関わらず、演出がまとを得てないように思えました。

第四に、美術(小道具)がリアルではなく、ため息が出ました。作品に入り込めるためる手助けに、美術があると思います。ささいな小道具にさえ、作品の世界観を作り出して欲しかったです。学校は良かったですが、その他はツッコミどころ万歳でした。特に亡くなったカラスの模型はなかったです。一瞬で素に戻りました。

第五に、問題がある演出編集です。
第三者における冷静な判断がもたらされた編集じゃないように思えます。
本による監修なのか、監督による指示なのか分かりませんが、観ていてため息が出ました。編集は最後の砦です。作品を構築するための大事なものです。
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