殺る気なマックス

豚小屋の殺る気なマックスのレビュー・感想・評価

豚小屋(1969年製作の映画)
3.1
初パゾリーニ

【概要】
中世の世界にて人肉を食す罪人と
人々を食い物にする資本家の罪と罰を描いた作品

【感想】
セリフが噛み合ってなかったり詩的だったりと話を理解するのにだいぶ苦労する😅
んでその割に無駄なところは端折りまくってるので話のスピード感は中々というね…
これは正直見るのに集中力も神経も使うし
意味を汲み取るのに頭も使うしでちゃんと疲れる映画ww

本作、時代の違う2つの話がそれぞれ交互に映されるが
それぞれの世界が何を意味するのか
中世あたりが舞台のような話ではセリフが出てこないため何か精神的な面を表現してるのではないかって話し合ったりしながら見てたけど
これ1人だとガチわからんわwww

ただ資本家に対しての皮肉というか批判というのは理解できたし
人間の抱く嫉妬だったりそういう醜く見える感情すらも素晴らしいものなのだという主張は共感できた

あと鑑賞中に一緒に見ていた方から「資本家というのは一般的生物の行動原則に反している。必要以上に溜め込み消費活動をしない事をパゾリーニは批判してる」って話を聞いて
自分とは違う面白い価値観やなって思ったし
それを聞くとパゾリーニの考えを知りたくなった

パゾリーニ作品は正直欧米諸国の価値観であったり歴史的背景、キリスト教の知識がないと理解するのはかなり困難だなと感じた
そして自分にはそれらの知識、教養はないのでガチわからんwww
あ~勉強しよってなる😂