作品集

ホリデイの作品集のレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
4.3
旅行先で観てほしい映画

アマンダはLAで予告編集者として働く。
彼女は同棲していた彼氏に浮気され、失恋。
アイリスはロンドンで記事を書く編集者。
彼女は、3年間ボーイフレンドだと思い続けた相手に突然別の人との婚約を伝えられる。
そんな2人が自分の住む地に嫌気がさし、
自宅交換サイトにて、自宅を交換することに。
何気なく踏み出した一歩が彼女たちの人生を変えていく。

この映画はとても過程が大事です。

最後のエンディングに近づくまでの
過程の中に一人ひとりの複雑な事情が
入り組んでる。
その事情こそ、一人ひとりが抱える人生。
そこをうまく映し出してくれるから納得。

僕が好きなのは、
アマンダがグレアムの家に突然行くシーン
グレアムには実は子どもがいる。
しかも2人。
ここに、グレアムっていい奴やなぁっていう内容がてんこ盛りに詰め込まれている。
ミスターナプキンとか、
子ども2人に語りかける様子も、
子どものことを伝えたら、
アマンダにも背負わせてしまうかもと
思うところも。
全てにおいて、いい人すぎました。
ジュードロウはかっこいい。

少しずつお互いを知るにつれて、
一緒にいるハードルも上がる。
でも、それを乗り越えられないと
一緒にいることはできませんからね。

アイリスは、
アーサーとマイルズとの出会い。
アーサーは自分の何倍もの人生を生きている人。
彼からの言葉は温かく、
セラピストに頼るくらいならアーサーにというくらい。
マイルズもめちゃくちゃいい人。
常に楽しくさせてくれるから
辛いことも忘れさせてくれる。

僕アーサー素敵やなって思ってて、
アーサーってありがとうってちゃんというんですよ。
それ観て、
【なんでも自分でできる若い頃よりも年老いてできないことが増えていく頃の方がありがとうをいう回数って多いんじゃないかな。】って思いました。
アーサーは頼った数だけありがとうを言っていたと思う。
そこがすごく素敵だと思いました。

この映画を観なければ、
気づかなかったこと、知らなかったこと
たくさんあったと思います。
この映画の登場人物のように、
僕もいろんなものと出会えて、
とても幸せになりました。

旅行先やいつもと違う場所にいるときに
是非観てほしい作品です。
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