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ドールズのEirainのレビュー・感想・評価

ドールズ(1986年製作の映画)
3.8
ラヴクラフト小説の映画化でお馴染み、スチュアート・ゴードン監督によるキラー・ドールズ・ハウス。いつもお世話になっております、ハピネット「ホラー・マニアックスシリーズ」で発売されたBlu-ray版で鑑賞。

主人公の少女ジュディは、意地悪な父親と継母と共に車で旅行していた道中、父親が運転する車が道路のぬかるみに嵌って立ち往生してしまう。3人が嵐が迫り来る中で途方に暮れていると、一軒の古びた大きな屋敷を見つける。助けを求め屋敷に入ると、そこには人形師である老人とその妻が無数の人形と共に暮らしていた――――。

ジャンルとしてはホラーだが、個人的にはコメディ要素の部分を推したい。特に、ジュディと周囲のおかしな人&人形に翻弄される、"いい人"ラルフのリアクションが最高に笑える。(「これ以上彼をいじめないであげて!」と、鑑賞中に何度も心の中で呟いてしまった。)
ストーリーの大筋も、結果的に、「物(人形)を大切にしないと怖い目に遭うよ!」という感じになっており、子供向けでも通用しそうなんだけど・・・グロが「ゴードン&ユズナ」クオリティなので流石に無理か。トラウマになるわな。

個人的には、スチュアート・ゴードン監督作品の中では『死霊のしたたり』と1位、2位を争う良作。
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