Eirain

バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜のEirainのレビュー・感想・評価

2.6
「中学生が殺し合う」―――その衝撃的な内容で大きな話題をさらった邦画の名作、『バトル・ロワイアル』。本作は、その続編に当たる。前作は原作に準拠した内容だったが、今作は完全映画オリジナル。久しぶりに前作を観直したので、引き続き今作も再鑑賞へ。

前作の"バトル・ロワイアル"で生き残った七原秋也は、歴代のBR優勝者等を率いてテロ組織「WILDSEVEN」を結成し、"大人"たちへの報復活動を行っていた。それに対して政府は、「WILDSEVEN」と中学生を戦わせるため、"新世紀テロ対策特別法(通称:BRⅡ)"を制定する―――。

前作同様"デスゲーム"の要素はあるが、メインは"戦争"で、自衛隊も交えた激しい銃撃戦が繰り広げられる。

「全ての大人に宣戦布告する」と宣言してテロ活動を行う七原だが、その先に見据えているものが無いのは何とも。大儀がありそうな雰囲気を出しているが、実際はただテロ活動をしているだけという。"子供"の戦いなのでそんなものなのかもしれないが、観ている側としては中身の無いドンパチを見せつけられている気分で、何とも言えない虚無感。
Eirain

Eirain