スローモーション男

のんき大将脱線の巻のスローモーション男のレビュー・感想・評価

のんき大将脱線の巻(1949年製作の映画)
4.0
 ジャック・タチの長編デビュー作品

 まだユロ氏になるまえに郵便配達キャラを演じていた。

前半はただのドタバタ喜劇でしかないので掴み所がなく映画の世界に入り込むまで時間がかかった。途中でアメリカのニュース映画に出てきた飛行機を使った郵便配達を見て、誰よりも速く郵便配達をしようと試みる。そこからは面白いですね。

自転車が勝手にどっかに行くし、教会の鐘の紐を引っ張ってどこかに行ってしまう。そんな面白い出来事のあと、いたものジャック・タチ作品のように祭りが終わり去っていく寂しさが映像に表現されます。
『大人は判ってくれない』の教師役ギィ・ドゥコンブルが登場してる!