恵比寿野外上映での観賞。
実は僕自身、野外上映は初体験でございます。
天気も良く気持ちのいいそよ風にあたりながらの映画鑑賞。まさに至福のひと時。
さて、本作はフランスの田舎の郵便配達の男がアメリカ式合理主義に影響され、自転車で駆け回りながら騒動を巻き起こすコメディ映画であります。
やっぱり白黒のコメディというとチャールズ・チャンプリンが浮かびます。
どうしても比べてしまうものですね〜。。。
チャンプリンの映画を間接的な風刺と表現するならばジャックタチの映画は直接的な風刺でした。
風刺する物事を何かに置き換えることなくそのまま表現されていました。
クスッと笑えるシーンもありましたが、僕のコメディアン像は全身で笑わすことが出来る人物でありチャンプリンは顔の表情や頭から足まで大きく動かし観客を笑わす事ができます。このジャックタチは顔のアップはなく一定の動きのみ。せっかくトーキー映画なのに喋りの笑いもほとんどない。
そう考えるとやはりチャンプリンは本当に偉大だ。