推孫

ロッキー・ザ・ファイナルの推孫のネタバレレビュー・内容・結末

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

正直こんなに感動すると思っていなかった。
若いころは何でもやればできることが増えていく
歳を重ねるとできないことが増えていく。
体力、技術は衰える一方だし、人生の荒波を
乗り越えようという気力も削り取られる。

違う。
心だけは老いてはいけないのだ。
挑戦することをやめてはいけない。

人生ほど重いパンチはない。
どんなに苦痛でも前に進むことをやめてはいけない。
その先に勝利はある。

判定に持ち込まれた試合の結果など全く関係なく
リングを去ったロッキー。
試合ではない。自分自身が勝ったか、負けたかは
自分が一番知っている。
そこが本当の勝利なのだと思う。

ロッキー5の後のこの作品があることすら知らなかった。
知っていて、その時に観ていてら全く感想は違っただろう。
今、観れて良かった。

生きていく勇気を貰った。
ありがとう!ロッキー!
若いころもヒーローだったけど、人生のヒーローです。

フィラデルフィア美術館には行けなくても
心の中で両腕を高々と上げる自分でいたい。
推孫

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