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ユリシーズの瞳の324のレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
4.2
永遠にさまよう魂。硬質な肌触りと感傷的な湿っぽさ。完璧な旅の映画。しかし完璧過ぎて堅い印象は拭えない。アンゲロプロスだからしょうがない。

「神は最初に旅、疑惑、郷愁を作った」なんて台詞を作品の中で出してしまうことが意外。自身のことを言っているのかと思った。さらに「虚無」が加われば完璧だった。
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