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マスク・オブ・ゾロのよーだ育休中のレビュー・感想・評価

マスク・オブ・ゾロ(1998年製作の映画)
4.0
カリフォルニアがまだスペインの統治下にあった時代。弱きを助け、強きを挫いた農民たちの英雄《マスク・オブ・ゾロ》の活躍と復讐を描く。

漆黒の覆面と外套でその身を隠し、黒馬を携えサーベルを振るう。刻んだ「Z」の印は悪徳官僚を震え上がらせる。王道の勧善懲悪・冒険活劇!


初代ゾロの表の顔はスペイン貴族・Don Diego de la Vega(Anthony Hopkins)。反りの合わない総督Montero(Stuart Wilson)にゾロの正体と見抜かれ、20年もの間投獄される。その際、妻を亡くし、まだ赤子の娘を奪われてしまう。復讐を誓い脱獄してからの眼光が鋭いこと。鞭がとても良くお似合いです。

二代目ゾロは、かつてゾロに憧れた少年Alejandro(Antonio Banderas)。成人してからは兄弟揃ってお尋ね者に。Monteroの息が掛かった軍人Love(Matt Letscher)と遭遇した際、兄は処刑されてしまう。Diegoと出会い鍛錬を重ねながら、仇を討つ機を伺う。


二人の復讐者がどん底から再起を狙う、わかりやすくワクワクするプロットも勿論素敵なんだが、主演の三人がとても魅力的!

Anthony Hopkins演じる初代ゾロは気品があり、隙のないオジサマ。美しく成長した娘(Catherine Zeta-Jones)を目にした時に油断してしまう紳士っぷり。ギャップが良いです!

対照的に、Banderas演じる二代目ゾロはラテン系の雰囲気がぷんぷん!基本は陽気に、時にはクールに立ち回る。この絶妙なチャラさがいい味出してるんだよなぁ。

ヒロインのCatherine Zeta-Jonesはとにかく美人!米誌にて、映画が公開した年の「最も美しい人物」に選出されるのも納得。


オープニングとエンディングの逆光に大きくZ斬りする印象的な演出も超カッコいい。子供の頃からお気に入りの一作。