SWと妖怪ウォッチでシネコン大騒ぎの中、ひっそりと特集上映に行ってきました。喧騒から逃避する自分と、アマゾンの奥地へ向かうフィッツカラルドが重なったような気がするとかしないとか…
主人公はアマゾン奥地にオペラハウスを建設するため原住民と船の山越えをしようとします。「グリーン・インフェルノ」見た後だと乗組員がこれからとっ捕まって調理されてしまうような錯覚に陥る。
件の有名すぎる山越えシーンはバラいろTHEMOVIEで見ちゃったんですが、やはり物語の中で目の当たりにすると相当の迫力がありました。ただ山越えするだけじゃなくて、前後のエピソードも見ごたえ(後ろ向きに言えば長い)があって良かった。
大好きなのはラストシーン。まさかこの話運びでこんな清々しい終わり方をするとは想像もしていなかった。本筋のムシムシドロドロとした空気感を打ち晴らすかのような爽快さには思わずフィッツと一緒に笑顔が綻びました。いや~名作を見た。