ミシンそば

緑の光線のミシンそばのレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
3.5
休暇に対する価値観は勿論そうだし、孤独に対するスタンスも理解できなかったが、意味もなく泣きたくなる時は言われてみれば確かに自分にもある。
面倒くさいこと言って拗ねるところや、鬱々として自己嫌悪に陥るところとか、周りが周り同士で盛り上がって、この場にいることを苦痛にしか感じなくなるところとか。
また、海水浴場は自分にとって近くて遠い場所だと、改めて気付かされもした。

ヨーロッパに住みたいとは思わないが、ヨーロッパ人の休暇時間の使い方はやっぱり少しは憧れるな。
終盤に出てきたスウェーデン人(だったのか?)のチャンネーくらい孤独を割りきれたら人生の難易度も少しは下がるものなんだろうか。
コミュ強はやっぱり特だな。

観始めた時は「なんでこんな映画観ようと思ったんだろう?」て思ったのも事実だが、観ていくうちに感想もやや軟化していく。
「緑の光線」も、一見の価値あり。