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緑の光線のsoftmachineのレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
5.0
公開当時に観て以来もう何度見たことか、そして人を選ぶ映画ゆえ、誰にでもお勧めできる映画ではない。

フランス人は子供の頃「人前で緊張しないこと」を良しとされると昔何かで読んだが、日本との教育概念の違いにとても驚いた記憶がある。
そしてロメール映画を観るといつもそれを思い出す。
当時高校生の私が思ったのは
①バカンスにパリに一人でいることが
そんなに不名誉なことなのか?
②人に遠慮せず、臆面なく自分を吐露できる
デルフィーヌがびっくりだけど羨ましい
(思いっきり引かれてるけど)
③こんな風にラフに人と出会えるなんてフランス人素敵だなぁ。(日本は陽キャに限られる)

しかしあんな気難しい女性を、よく家族のバカンスに誘うなぁフランス人。(まあ「エミリー、パリへ行く」観るとフランス人も大概だな、とは思うが)
そして近年「あの緑はテレビ画面では表現できないから色をつけている」と知ってびっくり。
最近はもっぱらDVDで観ているから、合成見てたんだ!とショック。今回劇場行かれず残念。
ロメール映画に共通して気になるのは、ワンショルの肩がいつもずり落ちていること。服がずり落ち始めると、気が散るのでホントあれはやめてほしい。ってもう亡くなっちゃったけどね。
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