Kurumi

緑の光線のKurumiのレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
-
すぐ泣くし、自分の感情だけで周りの空気を乱すし、ヴィーガン/ベジタリアンか否かは自分で選び取るべきなのに押し売りしてくるし、なんなのもう。嫌な感じね。
でも、その自分に対する苛立ちや、何も上手くいかなくてただただ涙が出るの、とても分かるの。私にもこんな時があった。
ひとつのことが全部をダメにして、だけどその理由なんて本人にしか分からないし説明も出来なくて、無気力で沈んでしまう。
デルフィーヌのきっかけは緑の光線だった。みんなそれぞれきっかけを見つけて、その時が来ればスッと糸が解れていく。
デルフィーヌばりに泣いて、ずっと寝込んで悲しみに沈んでいた過去の私が少しだけ愛おしく思えるような、そんな映画。
Kurumi

Kurumi