Kurumi

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのKurumiのレビュー・感想・評価

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泣きながら、だけど笑いながら、ああやっちまったわクソだわ最高だわという想いの中走ったり歌ったり(側から見ると非常にキモいと思うのだが)そういう経験がある人ならきっとこれは自分の物語だと思うはず。
長きにわたるセラピーを具現化したようで、悲しみの段階も明確ですっきり。セラピーや心療内科に行くのが億劫な人は、まずはこちらを見ると良いことがあるかも。

物事の事実と自分の気持ちにどう対処していくのか、みんなもっとこのくらい面倒に立ち向かってもいいと思うんだ。簡単に済ませず面倒くさい人間になっていいのに。そしてジェイクのように踊りたい時に踊ったらいいのに。ここで笑われてしまうかも、ウザがられるかも、悲しみ怖いんですけど!みたいな負の感情に立ち向かい己を突き通し見事生き抜いた者だけが知る、ラストの解体の心地良さよ。まあいいかの想いで築く人生では、まあいいかしか手に入らないと思うんだよね。

ラストは泣きながらウフフと笑みが溢れ、ジェイクにウインクしたくなるような気持ちになった。やったなジェイク、やばいな、ファッキンやばいな!!!ohhh OHHH MANNN オーメーーン!泣喜愛

Ps クリスすごい良い。ファッションも心もロックスター。

Pps 私の解体作業を黙って、時々美味しいロゼを差し入れながら見ていてくれた友人達に心からの感謝と敬意を。おかげですっきり、跡地に自分だけの新築を建てた。
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