これが映画の夢であり、夢の映画である。
トゥーン(アニメ)と実写が同じ世界で大暴れ。その登場キャラが凄まじい。あのネズミが、あのウサギが、あのアヒルが、あのゾウが、あのブタが、あの犬が、などなどまさかまさか1画面に集合するなんて！ウルトラ兄弟も大乱闘スマッシュブラザーズも敵わないこれぞ夢の大競演！心躍るシーンの連続。意外にも主人公はシリアスキャラでこれまた映画的には面白い。絵的にこれだけ楽しませながらも、ストーリーが(伏線も)実にしっかりしており心底楽しめる”ザ・映画”である。ビデオテープが擦り切れるほど繰り返し見たオープニングアニメなんてトムジェリあたりのファンにはたまらない。完全に掴みでもってかれる。トゥーンタウンはディズニーランドにも作られるほどなのに、ロジャーラビットはこの単発作品しかないというのもなんとも哀愁が漂い良いのである。
