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キャット・ピープルのT0Tのレビュー・感想・評価

キャット・ピープル(1942年製作の映画)
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2024.4.6 30-40

こんな「猫顔」とはっきりわかる顔があるんだ。

暗闇と光、音で「人から猫へ」の存在を知らせる。

・夜道にて、背後から追いかけられるシーン。猫の唸り音からバスの音へのシームレスな変化はサスペンス的な緊張を生むとともに、「人から猫へ」の存在の生成変化を体現する。
・プールのシーン。水面の光がいい。壁面とプールにいる女の顔のショット切り返しの中で、壁面を映すショットが上へと昇ることで猫を仄めかす。
・オフィスで男女が猫族の女に襲われる終盤のシーン。豹と猫族を観客が取り違えさせるミスリード。
・精神科医に猫族の女が覚醒し襲うシーン。猫族の女の眼が照明を反射させ光る。顔が猫顔から猫(豹)へと変貌する。
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