新幹線内で1942年製作のアメリカ映画『キャット・ピープル』(Cat People) とその続編『キャット・ピープルの呪い』(The Cuse of the Cat People)を続けて観ました…
>>続きを読む故郷に伝わる猫族の伝承を信じる女の話。
とにかく演出のひとつひとつがキマりすぎている。特に夫の同僚アリスを追う場面、脚元を捉えたカットバックで緊張感を高めた直後に突然バスが飛び出してくるジャンプスケ…
「見せない」演出の巧さと、ノワール顔負けの室内照明。地下プールに入ること、杖を取りに戻ること。鍵を開ける行為が、恐怖を形象化する契機となる。階段でのケント・スミスへの小さな手振り、倒れたシモーヌ・シ…
>>続きを読む「欲情すると豹に変身してしまう」と信じるイレーナという女性の苦悩を描いた恐怖映画。RKOの低予算ホラーとして製作された作品らしいが、バチバチに決まった演出がいくつかあって、大変よろしゅうございました…
>>続きを読む ‶罪は 長い夜をもたらす”
動物園の黒豹の檻の前で知り合ったイレーナとオリバー。二人は愛し合い、そして結婚する。
しかしイレーナは故郷に伝わる、ある伝説が頭から離れず、自分は猫族で激情により…
闇それ自体の濃さや闇に反映される不安定な光が印象に残る。女性の自身の性的欲望への恐怖という意味では『反撥』の系譜と思いきや、神経症や精神分析というより呪術や生物学でしっかり回収できる作り。
女性が恋…