ウィリアム・フリードキン版『クリーン・シェイヴン』
虫に寄生されている……
弱ったヒロインは、そんな男を招き入れて信じてしまう。
ほぼワンシチュな低予算映画ですが、盲信狂信の恐ろしさを描いた良作でした!
鑑賞中こちらまでモゾモゾしてくる!!
マイケル・シャノンてこういう、まともそうに見えて狂ったキャラ本当に似合うなぁ(笑)
DV夫ジェリーと別れ、モーテルで一人暮らしているアグネス(アシュレイ・ジャッド)。
ある日、友人RCが連れてきたピーター(マイケル・シャノン)を泊めることに。
博識な彼に惹かれるアグネスだったが、ピーターは軍に追われる身だと言う。
人体実験をされ、身体に虫を寄生されたというのだ!
ほら!これだよ!!
とピーターは見せるが、アグネスには見えない。
虫は本当にいるのか?
それとも?!
I am the Super Mother Bug !!!
皮膚を切り、歯を抜いては虫がいる!卵嚢がある!と顕微鏡で観て絶叫する2人。
端から見たらおかしいと気付くけれど、あの状況で共依存状態に陥ったら、なかなか抜け出すことは出来ないのだろうな。
陰謀論とかも、こうして広まっていくのでしょうね。
血塗れになり、部屋を銀紙で多い尽くし、何もかもが仕組まれていると信じ込んだ2人の末路は?
特典にはフリードキンによる映画製作への思いなどが語られたインタビューもあり、監督をより好きになれた1作でした☆