りょーこ

BUG/バグのりょーこのレビュー・感想・評価

BUG/バグ(2007年製作の映画)
3.8
ウィリアム・フリードキン版『クリーン・シェイヴン』

虫に寄生されている……

弱ったヒロインは、そんな男を招き入れて信じてしまう。

ほぼワンシチュな低予算映画ですが、盲信狂信の恐ろしさを描いた良作でした!

鑑賞中こちらまでモゾモゾしてくる!!

マイケル・シャノンてこういう、まともそうに見えて狂ったキャラ本当に似合うなぁ(笑)



DV夫ジェリーと別れ、モーテルで一人暮らしているアグネス(アシュレイ・ジャッド)。

ある日、友人RCが連れてきたピーター(マイケル・シャノン)を泊めることに。

博識な彼に惹かれるアグネスだったが、ピーターは軍に追われる身だと言う。

人体実験をされ、身体に虫を寄生されたというのだ!

ほら!これだよ!!
とピーターは見せるが、アグネスには見えない。

虫は本当にいるのか?
それとも?!



I am the Super Mother Bug !!!

皮膚を切り、歯を抜いては虫がいる!卵嚢がある!と顕微鏡で観て絶叫する2人。

端から見たらおかしいと気付くけれど、あの状況で共依存状態に陥ったら、なかなか抜け出すことは出来ないのだろうな。

陰謀論とかも、こうして広まっていくのでしょうね。

血塗れになり、部屋を銀紙で多い尽くし、何もかもが仕組まれていると信じ込んだ2人の末路は?

特典にはフリードキンによる映画製作への思いなどが語られたインタビューもあり、監督をより好きになれた1作でした☆
りょーこ

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