ぼいえが君がスターウォーズの前に出演した作品で、チンピラ少年ギャングが宇宙からやってきたモンスターの大群と戦うお話。
たぶん低予算の映画なのだろうけど、これがなかなか面白い映画だった。
少年たちの一人一人に個性があってちゃんとキャラクターが立っている。エイリアンもすぐに襲ってくるのでたくさん見せ場があるし、映画自体が90分の尺なので展開も盛り沢山だ。ようするに、余計なシーンが全然無い。
モンスターと戦うシーンも、ボイエガ君が日本刀で瞬殺したりする。
モーゼズ…ニンジャ…。
単なるギャング対モンスター映画にも見えるのだが、その中でたまにイギリスの貧困層の現実や黒人差別の問題が見え隠れするあたり、演出の匙加減が絶妙。
イギリス人の子供がポケモンやナルトを知っていたりするのも現実なら、貧しい子供がギャングになって麻薬を売ったり銃を撃ったりするのも現実である。
映画を観るということは現実と向き合うということなんだ。