ぽんぽこ

東京夜曲のぽんぽこのレビュー・感想・評価

東京夜曲(1997年製作の映画)
3.3
数年前に家族を残し家出した浜中康一(長塚京三)が、突然ふらっと帰ってきます。
東京の下町の商店街で康一の父が営む電気屋で働く康一、向かいの喫茶大沢には、かつて恋仲だった、たみ(桃井かおり)や常連客、康一の妻、久子(倍賞美津子)に密かに恋心を抱く作家志望の青年、朝倉(上川隆也)の語りにより進んでいく物語でした。
1997年、平成真っ只中で中古レコード店、町の電気屋、古本屋、写真屋、etc…。

町の朝夕の風景の移り変わりが美しく、知らない町なのに、懐かしいようなずっと見ていたい景色でした。
レコード屋の女性が密かに片想いしていた電気屋の男性。喫茶店の女性と付き合っていて、そこでささやかな結婚式。     レコード屋の女の子、ぽつねんとしてる。
それを見ていた康一が、察して「おいでよ。」と呼んでくれる。
惚れてまうやろ〜!

筆舌尽くし難いのですが、康一、たみ、久子の関係性が、得も言われぬ御三方で大人の男女の機微を描いた作品でした。
結婚するから好き、しないから好きではない、ではないなにか。。。
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