RIO

グリードのRIOのレビュー・感想・評価

グリード(1924年製作の映画)
3.8
傷ついた小鳥を助ける温厚だったマックが取り憑かれて見えない幻影に狂気へと変貌した

1人の女性との出会いから全てが狂い憎しみと欲望が伝染する
欲望だけを頼りに盲目に進むマックは知らずして死の谷に近づいていた

人間的退廃

果てしなく続く地平線に彷徨い
欲望すらも枯渇した生き地獄からは生きて帰ることは叶わない
命と引き換えに1羽の小鳥は羽ばたいていった

手のひらで弄ばれる運命の表現
人間の執念に絡めとられる
やるせなさが見える強烈なリアリズムな印象
ギブソン・ガウランドの極太眉毛と熱演が光ってた
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