隠し通さなければいけない想い、抑えられない想いが悲しくて切ない気持ちになりました。出会うべくして出会った人に、出会わなければよかったと思うのはどれほど辛いことでしょうか。
「面白いから惚れるんじゃないわ」イニスを真っ直ぐに愛したキャシーが涙ながらに言った言葉が心に刺さりました。内に秘めた想いが彼から自信と誠実さを奪っていました。イニスもキャシーと同じように誰かを真っ直ぐ愛すことはできたのに。長い時間一緒にいたはずなのに少しもそばにいられなかった。深い悲しみと愛した記憶は永遠に残り続けるのでしょう。それを知ったイニスの最後の選択はとても前向きで素敵でした。
キスをして息上がったまま奥さんに紹介するシーンは不本意ながら笑ってしまいました。
