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黄金の七人のBOBのレビュー・感想・評価

黄金の七人(1965年製作の映画)
3.5
『ルパン三世』に影響を与えたとされている、イタリアンケイパーコメディ。

国際的な泥棒団が、ジュネーブのスイス銀行から7トンの金塊を盗み出す。

「不測の事態」

これぞクラシックなケイパー映画!

まず何より、粋なユーモア、ロケーション🇨🇭🇮🇹、リッチな衣装や車、キャッチーな音楽と、終始ムードが良い。プロットも、程よい緊張感のある魅力的な銀行強盗劇、二転三転するツイスト、あっと驚くラストと手堅く楽しめた。この時代ならではの小道具も良かった。

シャバダバ音楽をバックに、ジュネーブ旧市街を4台の黄色の車が連なって走るオープニングからワクワクした。

主演は『穴』のフィリップ・ルロワ。残念ながら?、今回は頭脳派の指揮官役で自ら穴掘りはしなかった。

紅一点のお色気美女が、峰不二子に影響を与えているのだろう。自分の欲望に忠実で、目的のためなら他人を裏切ることも辞さず、一味の敵にも味方にもなる。良いアクセントとなっていた。

"教授"と呼ばれる知的な男の元に集められた泥棒たちと、その銀行強盗劇。これは、ドラマ『ペーパー・ハウス』の元ネタか?

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