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美しい人
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『美しい人』に投稿された感想・評価

 流石にこれは観る気はなかったが、先日の鑑賞作で昭和20年代後半の香川をもっと観たくなった(先日TVを自宅で点けてたら、見るからに下らない『教場』というのが集中放映してたが、川口春奈が出てるのを知るとその出番迄はと、観たのと同じだ)。実際観てみると、残念ながら香川のインパクトは冒頭のかん高い叫び声くらいしかなかったが、大滝秀治から始まるそれからの演劇映画を支える人達が次々出てくるのと、岡崎の暗めで通した、美術·陰影·造型立体の微細な力、(真)俯瞰·仰角·縦·CUら創意を忘れない構図、前後や横へ+回るめやフォローの多彩カメラ移動の圧巻機能性、の天才的撮影、そして『日本列島』+『儀式』的右翼·左翼の主体性ない後向き志向が溶けあっての組織や国の退廃、の内容。かなり、ワクワクさせなくもない。始めやラストの死刑をすすんで受ける法廷のヒロイン等に、『絞死刑』のRの趣きすらある。
 しかし、音響もうるさめだが、編集かコンテの問題か分からないが、繋いではあるが、組立てになっていない進行が致命的だ。あれ程素晴らしい、岡崎の図がそこで止まってそれ以上に結びつかない。民芸主導のガチガチの反軍国主義の映画で自由な作家のコントロールが効かなかった腹いせもあるのか、実態は伴わないが、右翼の儀式的な場面の方を光らせたりしてる。
 が、要は右でも左でも、理想のロマンが欠片も感じられず、共に戦中から日本の敗戦を見越しての、そこへ向けての実効的な活動、現実的な残せて築けるものの方しか向いてない。「全て戦争が悪い」と、戦中の圧力や、戦後も解放など来ず貧困と不安だけ、に対し理想は棄てても、その外見的かたちの実現のベース·姿勢づくりだけに奔走する人々。現実がそうだと、言われればそうだが、その退廃をもっと全てに痛い刃で解剖すべきだし、現実に対する幻想·理想の闘いを見せてくれなければ、一般に映画館に浸る意味がない。ゴダール的な異化の掛け合わせなど、端からない。
 弟を心酔させ特攻に導いた(実際はよりさめてたが)右翼の北一輝?的国粋主義者が、戦後は極秘裏に麻薬や密輸の組織をつくり、理想の為の資金作りとうそぶいてる所に、戦後釈放の模範的人民主義者の夫の亡き後、義母や弟の恋人の世話をしながら、懸命に困難と戦い働くヒロインや、夫の後輩でいつも力になってくれる男が、実体知らずに吸い寄せられてくが。その現実的な覚醒と行動、生贄化を描くにしても···
 戦後暫くはかなりメジャーに近い所でも権力を叩く映画が、あるスパンを持って普通に上映されていた。いま、その数は増えたかも分からないが、単館系の発信力に欠ける所が主だ。が先日、『ランボー』や『トップガン』しか観ない同僚が、『妖怪の孫』を新宿ピカデリーで観たという。怪獣映画?と言うと、安倍さんのドキュメンタリーだと言う。へー、確かに妖怪の孫だなと、少し嬉しくなった。
仕事の合間にまだ掘ってる途中の防空壕の中で弾に当たって死ぬ少女、戦争で振り回される女たちの苦悩が描かれる前半から国家レベルのサスペンスに変容していく展開が2時間たっぷり重いけど、やっぱり若杉光夫作品は面白い。児玉誉士夫を連想させる滝沢修、なんとか塾には羽多野さんに山内明に若い鈴木瑞穂ら。菊の門に頭から体当たりする滝沢、以下続いていく塾生たち。異様で素晴らしい。監督はじめがっちり民藝ぞろいのなか囚われのアカ上原謙、一瞬の出番ながら憲兵のこれまた若い大滝秀治の佇まいもいいし、ヒロインの宮城野由美子が自棄で酒をくらって酔って歩いていただけなのに見ず知らずの佐野浅夫が絡んできて家まであがりこんでくる場面とか恐ろしくてここもまた良い。ウノジューとの熱海の往復で張りついてくる四人の男に静かに向かっていくウノジュー、派手な演出がないのがかえって不穏。美しすぎる乙羽信子の涙の流し方、宮城野が暗闇で拳銃をぶっ放す火煙。薬物漬けにされる香川京子はあまりイメージつかないせいかピンとこなかったけど、投身死する兄の下元勉、売人の芦田伸介がその後殺される場面は出てこないのとかの演出のバランスは嫌いじゃない。
3.7
3/26@シネマヴェーラ渋谷

自分が犯した罪を証言するある女性の語りから始まる。

戦中を生きてきた出演者の言葉は演技とは思えない迫真ぶり。

大戦の再来を願う闇商人・滝沢修が恐ろしい。