ニューランドさんの映画レビュー・感想・評価

ニューランド

ニューランド

別れも愉し(1945年製作の映画)

3.8

【詳述は、『七人の挑戦者』欄で】以前観た時は考えなかったが、戦後すぐ公開でどの程度手を入れられたのか。カメラワークも鮮やか連続受渡しのタッチ、心情·責任·人間関係、快適·見事過ぎる。国策色は、9割方、>>続きを読む

モンペさん(1944年製作の映画)

3.7

【詳述は、『七人の挑戦者』欄で】一時のイラン映画みたいなもので、国策映画の時代、実に質実と体温で現実社会に密着した作。精神と物質、日米の互いの優位面をしっかり押さえてる。戦後、米社会·文化は半ば日本の>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.4

こってりと、映画好き隠さずに·当たりよく·造り過ぎてる感はあるが、さりげなさ·もっともらしさ、がより尊重されるようになったを感じる昨今、内容に同感以上に作る信念の確かさ、迷いのない構成と筆致>>続きを読む

雪豹(2023年製作の映画)

2.9

【詳述は、『Somebody Comes into the Light』欄で】 市山さんて方が選定したタイトル群には、1本しか観たいのはなかった。が、マゴマゴしてて、その作は(仕事のない日分は)売り>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

✔️『リバー、流れないでよ』(4.2)『ザ·スーヴェニア 魅せられて』(4.4)▶️▶️

少なくとも日本では知名度低くも、思わぬところから、とんでもない傑作を見つけられる。
『リ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.1

【詳述は、『小説家の映画』欄で】コアなファンを抱えてる、韓国映画を支える国際的俊才の1人で、取分け、内容·造型ともに、内から外へ突き抜け続ける地力·鮮かな技は分かるが、ハッとした瞬間は未だ持てない。新>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5

【詳述は『サントメールある被告』欄で】ポーリーの、導入に違和あっても現代を衝くテーマへ、練られた香気ある脚本(ドキュ~ですら)、映画的を突き詰めたルック·構成、らは観た限りの作では、常に見事。ただセン>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.5

✔️『サントメール ある被告』(4.5)及び『ウーマントーキング 私たちの選択』(3.5)▶️▶️

幽霊·亡霊によるかのような心や身体の深奥への傷痕や·人間間の距離の作用、社会の特異性と世代
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七人の挑戦者(1961年製作の映画)

3.3

✔️『七人の挑戦者』 (3.3) 及び『モンペさん』(3.7)『別れも愉し』(3.8)▶️▶️

なかなか特筆の機会のない映画史に突出はしてないが、大好きな映画監督の存在は、個人的センス
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黄色い家の記憶(1989年製作の映画)

4.2

✔️『黄色い家の記憶』(4.2p)及び『神の結婚』(3.9p)▶️▶️

2000年前後にモンテイロに夢中になった時代があった。(ド·)オリヴェイラより凄い、ポルトガル映画史上の最大の監督と思っ
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小説家の映画(2022年製作の映画)

4.4

✔️『小説家の映画』(4.4)及び『お嬢さん』(3.1)▶️▶️

この20年間余りを引きづられてきたこの作家の変わり身と都度思わぬ真実の開示にアッケ続きも、やっとパターン化や社会通念への目配せ
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月蝕(1956年製作の映画)

3.4

✔️『月蝕』(3.4)及び『香港ノクターン』(3.1)『三太頑張れッ!』(3.5)▶️▶️

泰樹·番匠·そしてこの梅次ら、上映作は全てフォローという、コアなファンをかなりの数抱えてる、柔和
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三太頑張れッ!(1953年製作の映画)

3.5

【詳述は『月蝕』欄で】山あいに眠る神秘、文明の利器の始源、ピュアに揺らぐ少年の心、周囲細部も含め、それら素朴で混ざりっけない真の力と、オリジナルで普遍の映画叙述素養と才は、『ミツバチのささやき』のシン>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.4

✔️『EO』(4.4p)及び『遺灰は語る』(3.1p)▶️▶️

このところ、80代(更に90代)の映画作家の傑作に立て続けに出会う。しかも、その殆どが、真っ向本格派で、驚き、更には納得
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ひろしま(1953年製作の映画)

3.8

✔️『ひろしま』(3.8)『野獣の復活』(3.7)▶️▶️

限られた本数の作品を残しただけでも、かなり特別な立ち位置で、作家主義というより、時代の特性や意義に、同化した作家というのも存在
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.2

朝鮮人暴動流言蜚語の広まり信じられてく速度·深度、その出所は民衆に紛れての警察から、それでも殺戮に至ったは日本人たちの抱える恐れや不安のベースも、在郷軍人会の異常な国防·異民族排他意識の力、>>続きを読む

ミュージック(2023年製作の映画)

4.5

シャーネレクの映画が、ブレッソンや小津さえ越えて、どんどん癖のある?ミニマル化に向かい、殆ど取り留めのない所に向かってる気はする。それは豊かさを意味するのか、先細りに向かってるのか、よくわからな>>続きを読む

Somebody Comes into the Light(2023年製作の映画)

3.4

✔️『Somebody comes into the Ligt』(3.4p)『雪豹』(2.9p)『湖の紛れもない事実』(3.6p)▶️▶️

今年のTIFFは、あまり前向きな興味は沸か
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Kidnapped(英題)(2023年製作の映画)

4.0

どうせ来年になれば一般公開で見れる作なのに、無理して年内に観たのは、必見の傑作と言われた『~ロケーション』(ま、伊映画祭なんて行った事もないが)を、せめて2ヶ月前にスケジュール発表してくれてば、>>続きを読む

ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

4.1

✔️『ノー·ホーム·ムーヴィー』(4.1p)及び『家からの手紙』(4.0p)▶️▶️

ヤボ用で、睡眠不足が続いてるので、観る気はなかったが、夕方から時間が空いたのでつい、足を運ぶ。初めて観
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Winny(2023年製作の映画)

3.3

【詳述は『怪物』欄で】安易な呼応や対立関係ら、映画もドラマも理解してないような人のつくりだが、この内容·テーマの門外漢には、新鮮で分かりやすい説明(妙な負担や危険のない情報交換ソフトの、開発の自由を抑>>続きを読む

秋津温泉(1962年製作の映画)

3.6

【詳述は、『エロス+虐殺』欄で】松田優作の言ったように 只1人理解してない人がやや目立ち、当初のキャスティングで撮了ならとも思うが、元々岡田の自己の引退記念企画、喜重も作家視点の定点を見つけようにない>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

✔️『キラーズ·オブ·ザ·フラワームーン』(4.7p) 及び『トニーとシェリーと魔法の光』(3.6p~ウトウト要再見)及び▶️▶️

序盤の滲み感ある絵とタッチの緩さ·一般に倣いTVシリ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

✔️『怪物』(4.0p)及び『Winny』(3.3p)▶️▶️

社会悪というより、それをイメージとして増幅させてく、個人の心の狭さの連鎖反応と、そこへの食いつきを描いてく、二本立て。
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

3.2

✔️『ゴールデン·エイティーズ』(3.2p) 及び『一晩中』(3.5p)『アメリカン·ストーリーズ 食事·家族·哲学』(3.7p)▶️▶️

30数年前タイアップ的な、ロードショーの
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春の戯れ(1949年製作の映画)

4.4

✔️『春の戯れ』(4.4p) 及び『続 向こう三軒両隣 第三部 どんぐり歌合戦』(3.1p)『花と波濤』(3.4p)▶️▶️

戦後の10年間くらいの、人間くささが嫌味なく拡がる、3人
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日本の悲劇(2013年製作の映画)

3.5

✔️『日本の悲劇』(3.5p) 及び『愛の予感』(3.4p)▶️▶️

脚本家あがりの監督、文学臭強いハイクラスの感じがして、あまり監督作は観てこなかった作家。しかし、今日2本観れて、職人アル
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極道の妻(おんな)たち 死んで貰います(1999年製作の映画)

3.9

✔️『極道の妻たち 死んで貰います』(3.
9p) 及び『団鬼六 緊縛卍責め』(3.4p)『およう』(3.6p)▶️▶️

『極道の~貰います』。あれ程ファンだった関本を(いつも気にしつつ
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スクール・ウォーズ/HERO(2004年製作の映画)

4.3

【詳述は、『天使の欲望』欄で】ドゥニの最高作にして、映画史上トップの1本と誰もが認める『美しき仕事』に匹敵·凌駕すらする、男の身体とその躍り出し·ぶつかり合うエロスを、馬鹿馬鹿しくも、至福交歓に纏めき>>続きを読む

ソゴビ(2002年製作の映画)

4.1

✔️『ソゴビ』(4.1p) および❮前後作との位置。『セントラル·ヴァレー』(4.1?)『ロス』(3.8?)『13LAKES』(4.1?)『TEN SKIES』(4.2?)❯▶️▶️

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RR(2007年製作の映画)

4.4

✔️『RR』(4.4p)『キャスティング·ア·グラス』(3.6p)『アレンズワース』(3.7p)
及び【IFF·アンナ·ファゾフ作品集】(『ロンドン·ヒット』ら三部作始め40本位〈4.1~3.
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11×14(1977年製作の映画)

4.0

✔️『11×14』(4.0p)『ランドスケープ·スーサイド』(3.5p)
及び【IFF·パトリス·キルシュオフェール集】❶『視覚濃度Ⅰ』(4.0p)❷『色相Ⅰ』(4.2p)❸『感度測定
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大奥浮世風呂(1977年製作の映画)

4.4

✔️『大奥浮世風呂』(4.4p) 及び『女番長 タイマン勝負』(4.3p)『ザ·スーパーガール⑲裸で狼の群れと闘え』(3.5p)▶️▶️

’70年代、関本の実力証明の3本。
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突然の花婿(1952年製作の映画)

3.6

✔️『突然の花婿』(3.6p)及び『ロビンソン漂流記』(3.4p)▶️▶️

「奇想天外映画祭」中の、映画史に屹立巨匠の、意外め敢えて事を荒立てない、軟らかさ·おっとり真っ当さの有り様が、逆に
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

✔️『BLUE GIANT』 (3.9p)
及び【IFF東亜コンペA】『何も変わらない』(4.1p)
『I stitch my skin to the ground』(4.0p)『2
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“男たちと共に”演技するレオ(2003年製作の映画)

3.9

デプレシャンというブランドは強力だ。そんなに熱心に観て来てる訳ではないが、本人新作キャンペーンで来日、それに併せ特集上映をしてると聞くと、1.2本は観ておきたくなる。今日初めて知ったが、日仏>>続きを読む

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