ニューランドさんの映画レビュー・感想・評価

ニューランド

ニューランド

1日240時間(1970年製作の映画)

3.3

【詳述は、『北斎』欄で】マルチ·スクリーンをスマートに使いこなしてはいるが、その形式自体を問うてはいない。

東京1958(1958年製作の映画)

2.9

【詳述は、『北斎』欄で】様々な才気溢るる、トリッキーなタッチが、鋭どい批評性よりルースな遊びに見える部分がある。

白い朝(1965年製作の映画)

3.7

【詳述は、『北斎』欄で】俳優使ってのドラマなのか、現代の日常のドキュメントなのか、語り口による現代批評なのか、いずれにしてもたいした密度·不定形。

いけばな(1956年製作の映画)

3.5

【詳述は、『北斎』欄で】これだけ、歴史、スケール大小、素材拡大、具象抽象を、自在に自然に縦断してゆくは、対象の性格によるのか、作家宇宙の割合は?

いのち―蒼風の彫刻(1962年製作の映画)

3.4

【詳述は、『北斎』欄で】こんな威風の父親を持ち、その歴史が眼前の形に残り続けるを背負う気分は?と思ったりする。

北斎(1955年製作の映画)

3.5

☑️『北斎』及び『いけばな』『いのちー蒼風の彫刻』『動く彫刻 シャン·ティングリー』/『東京1958』『白い朝』『1日240時間』/『新·座頭市Ⅲ(26話)夢の旅』『われらの主役 勝新太郎』▶️▶️>>続きを読む

予審(1930年製作の映画)

3.4

【詳述は、『旅する人々』欄で】渡米後より、重厚。効率·効果より、内なる闇に潜りこんでゆき、造型もストレートな説明とはリンクしてない。

旅する人々(1937年製作の映画)

4.0

☑️『旅する人々』及び『予審』▶️▶️
本来、ドイツ映画の作家の印象はそうない、名監督2人のドイツ時代の、題材の通俗さを刷新する重厚世界。
『旅す~』。 映画的な、トリック·スペクタク
>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.1

【詳述は、『ハッピー·オールド·イヤー』欄で】スタッフのレベルがこんなに高いなら、も少し内容よりも、深い所へ行けた筈。

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.7

☑️『ハッピー·オールド·イヤー』及び『チャンシルさんには福が多いね』▶️▶️
タイと韓国の、仕事もバリバリこなし一通りの人生を歩んで来た30直前or40丁度の女性が、インテリア·デザイナーとし
>>続きを読む

ソニはご機嫌ななめ(2013年製作の映画)

4.1

20世紀末か、レンタルビデオで観て以来、いつしかキム·ギドクを抜いて私にとっての韓国映画不動の現·エースで四番となったホン·サンス(21世紀が始まった年にポン·ジュノも紹介され鮮やかだったが、所>>続きを読む

東京の暴れん坊(1960年製作の映画)

2.9

【詳述は、『名探偵アジャパー氏』欄で】 やはり序盤快走も、徐々に失速·平板化してくる。

名探偵アジャパー氏(1953年製作の映画)

3.3

☑️『名探偵アジャパー氏』及び『東京の暴れん坊』▶️▶️
小説家としての小林氏を殆ど知らないし、ミステリー通(『ヒッチコック·マガジン』編集長として、初来日ヒッチ氏を迎えてる)としてもあまり掴
>>続きを読む

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.3

☑️『シラノ·ド·ベルジュラックに会いたい!』及び『燃ゆる女の肖像』▶️▶️
アート 創作に於ける、「詩人」と「詩神(ミューズ)」に、係わるあらゆる人間·出来事がなり得る、入れ替わり得るを、現し
>>続きを読む

お傳地獄(1960年製作の映画)

2.8

【詳述は、『馬喰一代』欄で】シネスコ期の、大映美術·照明は、観てるだけで満腹·快食を覚える。中身はしっかりパターンと惰性で。

馬喰一代(1951年製作の映画)

3.0

☑️『馬喰一代』及び『お伝地獄』▶️▶️
『狸御殿』等はよかったけれど、苦手な監督だ(『幸福の限界』など原作に比べてもあまりに情けなかった、まぁ、映画は文化の最後進分野だからこのレベルでいいや、
>>続きを読む

人生の高度計(1933年製作の映画)

3.3

【詳述は、『恋に踊る』欄で】バジェットは乏しめな中、技術·テーマの尖鋭度は、キューブリックにも匹敵するが、『時計じかけ~』などアイロニカルなテイストに比べ、より手続きがなくストレートだ。

恋に踊る(1940年製作の映画)

4.3

☑️『恋に踊る』及び『人生の行動力計』▶️▶️
昨年、時間が合わなくて観れなかった作品の(気になる未知の作家の)二本立て。予想を越えて凄い。テーマ、表現、尖鋭さ、全てに圧巻で今の感覚でも共
>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.4

☑️『わたしの叔父さん』及び『ホモ·サピエンスの涙』▶️▶️
一見、目立たないが、本物の何かを思い出させる二本立て。
『~叔父~』は、嘗ての日本映画の1ジャンルにあったような、与えられた環
>>続きを読む

望みなき捜索(1952年製作の映画)

3.7

【詳述は、『秘密捜査官』欄で】より分かりやすく、いきいきと弾む映像力が纏まってきて、親子に形を越えて切実に必要なものを、探り当ててく、作劇ベースも一級作。

秘密調査員/秘密捜査官(1949年製作の映画)

4.2

☑️『秘密捜査官』及び『拳銃魔』『望みなき捜索』▶️▶️
悪を異次元に突き抜けて行くにしても、それを潰してその醜さを顕にするにしても、この時期のアメリカ映画には、(逆説的にもなるが)一定の爽快感
>>続きを読む

ジャック・リヴェット、夜警(1990年製作の映画)

3.5

以前に観たことが有ったか、どうもはっきりしないのは、回顧の会話主体の番組の必要を感じてなくて、上映の間楽しんだかが全てでは、と思ってるせいと(事実、過去何回か聴いた大寺さんの解説?には全く面白み>>続きを読む

たそがれの恋/グレイト・フラマリオン(1945年製作の映画)

3.1

☑️『グレイト·フラマリオン』および『静かについてこい』▶️▶️
これだけ揃うと、以前観た感触·評価は的確だったか、少し再見して確かめたい気持ちも出てくる。どうも今一つの印象だったのと、快作としか
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

☑️『朝が来る』及び『37セカンズ』▶️▶️
誰にでも、これは観てみるといいよ、と云える作品は稀だ。それが二本、真っ正面から、人間やその繋がりの条件をくもりなく見据えた、誰もが涙ぐむ瞬間
>>続きを読む

シークレット・ディフェンス(1998年製作の映画)

3.4

【詳述は、『色情妻 肉の誘惑』欄で】この作家=撮影監督コンビの作として、いつに増して、外的な美しさ·スマートさ·操作手腕は見事だが、うち自体の発する説明を超えた強靭な魅力は、やや欠く。

色情妻 肉の誘惑(1976年製作の映画)

3.5

☑️『色情妻 肉の誘惑』及び『シークレット·ディフェンス』▶️▶️
名監督と名カメラマン(撮影監督)コンビの見事な一騎討ちを、昼と夜の部で1日の後半分のスパンで体験する。日仏の対決は、やはり
>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.2

【詳述は、『花のあとさき』欄で】大変な労作で、密度·ユニークさ共に、熟練プロ以上だが、個人的にあまり可能性を感じない。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

【詳述は、『花のあとさき』欄で】注目ユニーク監督の連続快打。映画にも観念にも還元されないような、見えないが厳とした線引きを、外からの歪め怯えさす権威としてだけではなく、むしろ鍛えられた内からの階段造り>>続きを読む

花のあとさき ムツばあさんの歩いた道(2020年製作の映画)

3.8

☑️『花のあとさき』及び『あのこは貴族』『JUNK HEAD』▶️▶️
昨年からずっと気になってた、NHK特集だかの劇場版を休みの日に観にいくが、つづく2本が、傑作『グッド·ストライプス』の
>>続きを読む

ボディ・ガード(1948年製作の映画)

3.3

【詳述は、『札束無情』欄で】コミック的デフォルメや快適淀みない流れも、誇張を際立たせず呑み込む痛快作。

札束無情(1950年製作の映画)

3.2


☑️『札束無情』及び『ボディ·ガード』▶️▶️
勿論、フライシャーの初期作名など知る手立てもないが、直前にチラシを読んで観るかを決める。本作は、キューブリックの出世作に近いとあった
>>続きを読む

高い標的(1951年製作の映画)

3.7

☑️『高い標的』及び『裸の拍車』▶️▶️
A·マンが小気味よさから、じっくりした普遍的内面的な世界へ移行し始めてる時期の作品でもあるようで、ワシントン~ボルチモア間の運行列車内での、リンカーンの大
>>続きを読む

カモ(1949年製作の映画)

3.4

【詳述は、『罠を仕掛けろ』欄で】正に映画の中の映画。重くは残らずも、ぼくらが映画に求めてるは、コレ!と膝を打ちたくなる。

罠を仕掛けろ(1949年製作の映画)

3.4

☑️『罠を仕掛けろ』及び『カモ』▶️▶️
生涯を通じ、B級からA級·タイトからはみ出す気配·子ども向けから大人狙い·微笑ましさからおぞましさ·あらゆるジャンルを手掛けたような巨匠(に違
>>続きを読む

夜のストレンジャー(1944年製作の映画)

3.0

【詳述は、『必死の逃避行』欄で】怪しく不可解な空気を醸し出す空間が、キャラやショットの捌き不全で、統一体化して来ない。

脱獄者の叫び(1953年製作の映画)

3.1

【詳細は、『Tメン』欄で】ややルース·ラフだが、広狭·自然と室内、構わぬ場の一括的捉込みの力と密度は、流石。

>|