ニューランドさんの映画レビュー・感想・評価

ニューランド

ニューランド

かつては記憶はテレビ放映不完全版にひるむこともなかったが、今はDVDソフト等をポンと眼前に置かれると、へたなことは言えない。でもそれで再見するとディテールは書けても、インパクトやイメージの形容が狭まる。素材の劣化、異バージョンの問題あるも、労力次第で、観れない映画はない時代になったが、気力が衰え、近場・安易に安価で観られる物だけの流れにもいる。それでも是非ともは『アート・オブ・ビジョン』か。

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ザ・パッセージ/ピレネー突破口(1978年製作の映画)

2.9

(『恐怖の報酬』フリードキン版の所で比較し触れた。悪一手引き受けのマクダウェル独走で、安心して本来の人間・映画の正当性・味わいに浸れる。)

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.5

当時全盛期、状況やキャラは圧倒的に臨界踏み出てると見えて、本体の映画の造形力は圧倒的力量を誇ってたフリードキンの力を持ってすれば、映画史上のトップクラスに位置するオリジナル・クルーゾー版に匹敵>>続きを読む

鄙より都会へ(1917年製作の映画)

3.7

(『新学期』のスペースで触れた。天才・巨匠は、キャリアの最初から最後まで誰も触れ得ない光を持ち続け、放って恩恵に預からせてくれる。)

十代の夏/新学期(1956年製作の映画)

4.4

この日は、巨匠達の一時間に充たぬ中~短編を、深夜からの仕事を午前中で終えたあと、仮眠を取らずに立て続けに3本観、長編代表作に全く劣らぬ魔力・純度に吸いつけられた。
二十代前半のフォードの
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私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

2.9

(『アリー/スター誕生』の所で触れた。伝説のディーバの人間力。)

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

音楽シーン・特に洋楽(だけではないが)には無縁の私にも分かる位に、前半’70年代・後半現在近くとトーンがはっきり変化・推移する。音楽の在り方・様式・性質の変化に付随して映画スタイル・キャラクタ>>続きを読む

ウェスタン(2017年製作の映画)

4.2

凄い傑作と、冒頭からラストまでおののき続ける作品、そうあるものではない。ベルリン派と呼ばれる作家たちの中でも6年位前からの大ファン・シャーネレクに次ぐインパクト(本作家の他作も東京上映済みら>>続きを読む

営倉(1964年製作の映画)

4.4

20数年振りくらいか、傷んでいたのでおそらく同じプリントだとおもわれる。当時少し遅れて『樹木の大砲』も観たが、弟と組んで創ってた頃のメカスは、日記スタイル中心の後には見られなくなった作為や熱>>続きを読む

蟻の兵隊(2005年製作の映画)

3.7

十数年前、文芸坐で観た『延安の娘』は特に優れた作品とは思えなかったも、より話題にのぼり、TVにも、の本作は以前から気にはかかっていた。とにかく、異常にカメラの語りのボルテージの高い作品である。>>続きを読む

ペサックの薔薇の乙女79(1979年製作の映画)

3.8

(『ナンバー・ゼロ』の所で少し触れた。睡眠時間帯に観たのでおぼつかない。)

ペサックの薔薇の乙女(1969年製作の映画)

3.9

(『ナンバー・ゼロ』の所で少し触れた。睡眠まどろみは'79版より少。)

ナンバー・ゼロ(1971年製作の映画)

4.0

ユスターシュの映画の、観客にも自分にも媚びや甘えのない、ある種澄みきった、一方商業映画としては必需たる、こってりした脂肪たっぷりの厚みを欠く至れり尽くせりの無さは、また、ブレッソンなどとは違う企>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.1

(『マチルド~』と一緒に書いた。一貫したスタイルを貫き、主題を自然に導いている。)

マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

4.0

二十年位前観た『私を忘れて』は、テデスキという名女優を(併映の自作自演の短編と共に)印象づけた滑らかで痛々しく息遣いを共有できる傑作であったが、怠け者の私は監督の方は、英語スーパーだけだったか、>>続きを読む

黒蜥蜴(1968年製作の映画)

3.9

久し振りに観たがやはり、なんか展開がモタモタしてる所があっても、逆にプロット・行動原理の不利益を越えた、狂気の愛・美への耽溺・純化が示されていて(それが乱歩的だが)、丸山明宏としても、舞台は観>>続きを読む

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